FC2ブログ

p.844★ 大昔の恋の物語?

CategoryLIFE☆徒然
2 0

そのお爺さん、うちのお客さんで、たまーに市内宅配のお仕事をくれる人。
数年前に奥さんに先立たれてから、元気がない様子だったのだが・・

この前はちがった。

なんと小粋にベレー帽を被って、玄関に出てきた姿は別人。

なんでもディサービスで、昔、同じ下宿屋さんに住んでた女性(同級生らしい)と偶然にも再会したという。

しかし、その女性は目が不自由になっていて気の毒だと。で、その人に食べさせたい刺身とオカズを作ったので運んで欲しいと言う。

しかし、刺身とオカズとやらが入った紙袋には名前と電話番号しか書いていない・・




以下・・

宅配業者(ワタシ)とお客さん(じーさん)の玄関先での
あれやこれやのトンデモやりとりの一部始終。
記念に?記録しとくことにしたので、お時間あったら読破してください(笑)




「住所がわからないと配達できないんですが・・」とワタシ。

「ほれ、あの寺の上の丘やど子(仮名)さんの家なんだ、わかんないか?」と、じーさん。

(ー_ー;)わ、わかるわけないよーー

「いやぁ~、やはり住所がないと届けられませんよ」と、ワタシ。

「じゃ、待ってて電話で聞くから。この時間は家にいる、といってたから」と電話をかけにいったじーさん。

ひたすら玄関で待つワタシ。

「何回かけても出ない!居ると言ってたのに…」と悔しそうなじーさん。

「ま、居なくても玄関あいてるから、開けて置いてくれたらいいんだが」とじーさん。
なま物は絶対ムリでしょ!

「でも、やはり住所わからないと…」
と再びワタシ。

「じゃ!!一緒に乗っていくか?!」と、思い付くじーさん。

(* ̄ー ̄)この高齢者のせて何かあったら大変だよーー

「荷物はいいんですが。人は乗せられないんですよ、タクシーじゃないと」と、ワタシ。
これはウソではない!

「そうだよなぁ。じゃタクシーで行くかな」と残念そうなじーさん。

「すみませんが今回はそうしてください」とワタシ。

「いやぁ~アンタに損害賠償しなくちゃないな、わはは…」とじーさん。

「いえいえ、また今度よろしくお願いします」と立ち去るワタシ。


(* ̄ー ̄)ふ~


難を逃れた気分だった。
だって、超高齢のじーさんが作ったというオカズと保冷バッグにも入っていない刺身とやらを、これまた超高齢のおばあさんに届けるなど・・
我が身内なら
「やめなよ~」と止めたくなる。
しかも目が不自由ときちゃ、刺身の鮮度も見分けられないんじゃないか?と。




しかし、翌日・・

じーさんは再チャレンジする気になったらしく、またもや配達依頼の電話がきた。

「昨日は迷惑かけたね、今日は大丈夫だから頼むよ」と。

「住所とご在宅の確認はとれてましたか??」と不信感のワタシ。

「大丈夫だ!何度も電話かけた。今日はずっと居るとさ。昨日は病院が長引いて帰るのが遅くなったんだとさ。ホントかどうか わからんが俺にはそう言ってた。」とじーさん。




というわけで、再びお荷物頂戴に行ったところ・・

「この話聞いてくれよ。俺は昭和6年生まれなんだけどさ、Σ(・ω・ノ)ノなんと88才じゃん!何十年も前にまだ10代の頃に一緒の下宿屋にいた女の人と、ディサービスでバッタリ会ったんだ!そしたら目が不自由になっててよ~」

と、切々と語りだすじーさん。
伝票を書きながら、聞き流すワタシ。

「あ、これって冷蔵庫に入ってたんですよね?このまま運んでいいんですか?」
書きながら心配性の気質がでてつい確認するワタシ。

「あー大丈夫だ。魚も入ってるんだ」

(ー_ー;)ますます、心配だよー

「じゃ、このまま急いで届けますけど、ほんとに在宅の確認大丈夫ですか??」と再び確認。

「大丈夫だ!今日はずーっと居ると言ってたから。」とじーさん。

と、もう1つ袋をワタシによこすじーさん。
「これは昨日のお詫び。うちの畑で俺が作った野菜」

なんと!
袋にパンパンに入った青々とした野菜をくれた。

「わ!ありがとうございます、ご馳走さまです。配達はすぐこの足で行きますから、もう一度電話しておいてくださいね」と念をおして、ようやく立ち去るワタシ。





15分後・・

丘やど子さん宅に到着

「ごめんくださーい!宅配です」とワタシ。

「はい今いきます~」
と、丘やど子さんらしい老女の声。

待つこと5分・・(* ̄ー ̄)長い…

壁を伝うようにしてゆっくりゆっくり登場した、その老女は荷物の場所も見えないようだった。
手を伸ばした老女の手にワタシは袋を手渡しした。

「重いね~?!」と老女。

「オカズと刺身など入ってると言ってましたよ」とワタシ。

「そうみたいだよね~~なんなんだろ~」



( -_・)?ん?ちょっと迷惑そう?


興味なさそうに受けとる姿に、ワタシ唖然!

しかし気を取り直して
「あ、受け取りのお電話してあげてくださいね~ありがとうございました~」と立ち去るワタシ。




車に戻り、配達完了報告の電話をじーさんに。
必ずかけるわけではないが、時と場合によってかけている
「無事にお届けしました。手渡ししましたから~」とワタシ。

「あーー!昔の彼女にか~?!
わっはっは~~ありがとうありがとう」

・・だって・・





じーさん・・


もしかして
もしかして~ですが・・






じーさん、

(* ̄ー ̄)片思い?

かもよ…









それにしても~



いくつになっても恋は生きる力?!

そして、女性は

いつの時代も

シビア…



( *´艸`)ふふふ…

2 Comments

タメ☆ノブ

いくつになっても❤

お久しぶりです😉管理人さんのお仕事は「人を想うココロ」も運んでくれるんですね💝最近の話題やニュースは、悲しい事や辛い事ばかり…💦そんな中での今日のブログは、👴と👵の微笑ましいロマンス。落ちは…👵のシビアなココロかな…(笑)

  • 2019/07/23 (Tue) 23:52
  • REPLY

abimuk

タメ☆ノブさん

お久しぶりです!
久コメ感謝です~(☆∀☆)
じーさんのセリフは、ほんとはもっと沢山あって、伝票かきながら聞き流した部分を思い出しつつ書いたんだけど、あーーもっとちゃんと聞き止めてくれば良かったなぁ~と、チと後悔w
ココロを運ぶ・・♪
初心を思い出す言葉です。
ありがとー(^.^)(-.-)(__)